エンゲージド・ブッディスト(実践仏教者)として経験の長い、禅僧の藤尾聡允さんから、傾聴の実践を学びます。
ティク・ナット・ハンが私たちに示す、幸せに生きる指針、5つのマインドフルネス・トレーニング。その中で最も共感が集まるトレーニングの『愛をこめて話し、深く聴く』では、深く耳を傾けることの大切さに焦点が当てられています。
私たちが、周りの人や愛する人をほんとうに理解し、幸せに生きていくために欠かせない、深く耳を傾けること。でも、その実践方法について学ぶ機会は、ほとんどありません。
今回は、ハートオブの善き友人であり、こころや自死の問題に取り組まれ、約20年もの間、傾聴の実践をされている藤尾聡允さんから、私たちが日常生活に活かせる、傾聴(ディープ・リスニング)を、豊富な実践体験に基づいて教えて頂きます。
今回が初めての方も、いつもサンガにいらしてる方も、どなたでもご参加頂けます。
この機会にぜひ、ご一緒に深く耳を傾ける実践を学んでみましょう♪
<日時>
2019年11月30日
13:30~16:30
<場所>
大佛次郎記念館・和室
横浜市中区山下町113
<プログラム>
トーク、ケース・スタディ、Q & A、瞑想、太極拳等
(※お天気や人数等によって変わります)
<参加費>
1000円+自由寄付
当日献金袋にお入れください。
★障がいをお持ちの方、経済的困難がおありの方は、自由寄付のみでお越しください。
(※お申し出の必要はありません。)
<お申込み>
メールでお申し込みください。
件名を『傾聴ワークショップ参加希望』とし、
お名前、お電話番号、メールアドレス、参加人数を本文にお書き添えの上、belovedcommunity.jp@gmail.com宛てに送信してください。
~定員 25名~
<藤尾聡允さん プロフィール>
臨済宗建長寺派独園寺住職
鎌倉の建長寺などで外国人向けに坐禅指導や仏教講座を開催する一方、「自死・自殺に向き合う僧侶の会」共同代表として、日本人や外国人のカウンセリングやメンタル・ケアを目的としたメディテーションやワークショップを開催。
各地保健所ではゲートキーパー養成講座や精神障害者向け坐禅・動禅(太極拳)指導も行う。
その他にも病院、警察、教育委員会、保護司会、大使館、企業、大学、高校等からも自死問題や傾聴に関する講演やワークショップ、自殺対策委員会等にも招聘されている。
INEB: International Network of Engaged Buddhists(日本ではJNEB: Japan Network of Engaged Buddhists)の仲間として米国のJoan Halifax老師とも親しい。
明治大学商学部卒業、協和銀行(現りそな銀行)入行、ニューヨーク、シンガポール、バンコクなどに13年間海外駐在。 2011~12年テレビ朝日の“やじうまテレビ”で早朝「そっと後押し、きょうの説法」に出演。
『愛を込めて話し、深く聴く』
(プラムヴィレッジの『5つのマインドフルネス・トレーニング』より)
配慮のない発言と、他者に耳を傾けられないことが、苦しみを生み出すことをわきまえ、自分自身と相手、民族と宗教、そして国と国との間にある苦しみを和らげ、和解と平和をもたらすため、愛ある言葉で話し、慈悲をもって耳を傾けることを誓います。
言葉には、幸せも苦しみも作り出す力があることをふまえ、自信と喜び、希望を与える言葉をつかって、正直に話します。
怒りが湧いている時は、発言はしないと心に決め、呼吸と歩みに気づくマインドフルネスを実践し、その怒りを認めて、深く見定めることに努めます。
自分の怒りの原因とは、思い違いや、自他の苦しみへの無理解ゆえに、起きている可能性を念頭に置きます。
自分と相手の苦しみが変容し、困難を脱する糸口が見つけられるように話し、聴くことに努めます。
不確かな噂は広めず、対立や確執の元となりかねない発言は慎しむと心に決めます。
理解と愛、喜びと包容力を育んでいくよう、正しく精進し、自分自身の意識下深くにある、怒りや暴力、恐れを、徐々に変容していくことに努めます。
主催・ハートオブ横浜・東京サンガ